想定質問は自分視点で作ると外れる|企業視点に切り替える面接対策の手順

笑顔のビジネスウーマン

転職活動で避けては通れないのは、面接です。

でもなかなか一人では練習もできないし、具体的にどんな対策をしたら良いか、わかりにくいですよね。

実は、最も効果的な面接対策は「企業視点の想定質問」を作っておくことなんです!

ちち

筆者も事前に想定質問をがっつり作り込んで面接に臨んでいました。ただ、最初の作り方では通用しませんでした。作り込むこと自体より、「どの視点で作るか」がずっと大事だった——それがこの記事の結論です。

しかし、想定質問はひとりで作ってしまうと、ひとりよがりになりがちであるという落とし穴が潜んでいます。

ひとりよがりにならずに、企業の求める回答を作るためには、プロの第三者・転職エージェントにアドバイスしてもらいながら作成するのがおすすめです。

この記事では実際の面接で使える想定質問の作り方を解説します。

数字も出しておきます。私の最初の転職活動では、書類を通った約10社のうち、一次面接を越えられたのは3社でした。7社では、用意していた答えが響かなかったことになります。当時の想定質問を見返すと、自分の言いたいことから作っていて、企業が確かめたいことからは作っていませんでした。この記事の「企業視点」は、その反省から来ています。

質問を作る前に、書類と逆質問の型も押さえておくと準備が一巡します。

目次

想定質問ってどんなもの?

想定質問とは、面接でよく聞かれる可能性がある質問のことです。

想定質問には、転職の動機、あなたの経験やスキル、将来のキャリアプランなどに関する質問が含まれます。

これらの質問に対しては、自分自身のことを具体的でポジティブな形で答えることが重要です。

想定質問の項目 (例)
  • 転職を決意した理由
  • その企業の志望理由
  • 入社後、やりたいこと
  • 自分が貢献できること
  • 将来の目標

なぜ、想定質問が効果的なのか

面接では「志望動機は?」「長所と短所は?」など、普段はあまり考えていないことを聞かれますよね。

上記の2点ぐらいであれば、それなりの回答ができるかもしれませんね。

でも例えば、以下の質問には即答できますでしょうか?

「あなたが自動車メーカーである弊社に貢献できる事はなんですか?」

どうでしょうか?

ちち

もしかしたら、すぐに思いついたという方もいるかもしれませんね。でも、それが「100点満点の回答」だと自信を持てるでしょうか…?

どんな人でも、自分自身の考えをパッとまとめて簡潔に答えるのは至難の業です。

しかもそれが企業の求める「企業視点の回答」になっていないかもしれません。

必ず答える内容を考えておく(=想定質問を準備する)ようにしましょう。

事前に準備をしておくことで、 落ち着いて答えられますし、企業の求める回答を考えておくことができます

大事なのはひとりよがりにならないこと!!

想定質問を自分ひとりで準備するのはおすすめしません。

なぜなら内容に一貫性があるかどうかなどは、なかなか自分だけで気づけないからです。

ちち

気づかないうちにチグハグな回答をしてしまうことは本当によくあります。本番では緊張もしていますしね。

1番のおすすめは、プロでありながら第三者の視点でアドバイスをもらえるtype転職エージェントハイクラスなどの転職エージェントに相談し、ひとりよがりではない企業視点での想定質問を作成することです。

筆者もがっつり転職エージェントと相談し、作成したものを添削してもらいながら作成しました。

転職エージェントは何人もの転職希望者をサポートしてきた経験をもとに、プロの視点でアドバイスしてくれます。

業界や企業によっての違いにも転職エージェントは詳しく、あなたの志望に沿ったサポートを受けられます。

利用は無料なので、どんどん転職エージェントに相談しながら面接準備をしていきましょう。

想定質問の例

さて、具体的にどんな想定質問が良いのかというのは、なかなかイメージがつきづらいですよね。

実際に筆者が1回目の転職活動で準備したものを紹介します。

ただし正直に言うと、いま採用側として読み返すと「スキルアップしたい」という自分視点の言葉に寄っていて、このままでは弱い回答です。「そのまま使う見本」ではなく、企業が確かめたいことへの答えに作り直す土台として見てください。

想定質問の項目

ちなみに筆者が想定質問を用意したのは、冒頭に挙げた5項目です。

この5項目、いま即答できそうでしょうか?

はじめ

すぐには浮かばないものが多いかも…。

ちち

そうですよね。普段はあまり考えていないはずで、受けたい企業に合わせて答える必要があるので、「この企業で働きたい!」と思っていてもなかなかその場で即答するのは難しいのです。


また、入社後やりたいこと、自分が貢献できること、将来の目標などは、それぞれの内容に一貫性が必要です

その場の思いつきで答えてしまうと、それぞれの内容がぶれてしまい、面接の通過率が下がってしまいかねません。

そのようなことを避けるために、しっかり事前に想定質問を準備しておくことが大切です!

想定質問の例:転職を決意した理由は?

法務としてのスキルアップを図りたかったからです。私は現職に6年9ヶ月勤めており、直近は委託や請負契約、また著作権の係る案件を扱う法務を担当しております。仕事内容はとても楽しく、金額の交渉にも携わりましたが、毎年固定化された契約も多く、更に多岐に渡る案件に関わってスキルアップしたいと思い、転職を決意しました。

想定質問の例:弊社の志望理由は?

私が御社を志望する理由は大きく2点あります。
まず1点は、国内だけでなく海外まで事業を展開されており、法務として多種多様な経験ができると感じたからです。そして私自身も、御社のサービスを利用しております。実際に消費者としても大変お世話になっているため、サービスをよりよくしていくためにも法務担当として関わりたいと考えています。
また、2点目は、様々な国籍の方がいらっしゃるため、グローバルな視点で多様性に富んだ業務に携われるからです。
以上のことから、法務としてのスキルアップが実現できると思い、御社を志望します。

想定質問の例:入社後、やりたいことは?

様々な事業に対し、法的な側面やリスク管理の側面から関わり、御社のサービス展開にプラスになる働きがしたいと考えております。また、内部でのコンプライアンスに関わる内規の整備やその定着についても関わってみたいです。より多くの経験をさせていただいて、自分自身のスキルアップを図り、充実した仕事をしたいとともに、一緒に働く仲間の力になりたいです。御社への入社が叶いましたら、まずは1日も早く仕事を覚え、御社に貢献できるよう、努力する心づもりです。

想定質問の例:あなたが弊社で貢献できる事は?

これまでの業務で得た法的な知識や経験と、内部統制を図った経験を生かし、御社での利益追求に貢献できると考えています。私は、事業内容と照らし合わせて契約書のチェックを行い、リスクを減らす対応だけでなく、経費の削減、若しくは同金額の中で更にできることを増やせるように努めてきました。また、内部統制や協力体制の構築によって、残業削減や業務の適正化も実現しております。これらの経験を生かしつつ、また入社後もスキルアップを図りながら、御社に貢献してまいります。

想定質問の例:将来の目標は?

法的な経験や知識はもちろん、コンプライアンスやリスク管理の経験も更に積ませていただいて、法的な領域なら私に相談して欲しい、と言えるようになりたいです。今後更なる労働人口の減少等により、新たな労働力の獲得、あるいはAI等の積極活用など、会社を取り巻く状況は絶えず変化していくと感じております。早い時代の流れの中で、仕事に関わる法律が改正された時や働き方や内規を更新する必要がある時、迅速に対応できるようにしたいです。
御社の更なる発展や社員の皆様の未来にバックオフィスからも大きく貢献したいと考えておりますので、私自身の学びや経験、そして仕事を積み上げていきたいと思っております。

参考 想定質問のまとめ方

ちち

参考までに、私はExcelにまとめていました。

列は「質問/回答/根拠になるエピソード」の3つ。上で紹介した回答を一覧にして、質問ごとに根拠のエピソードを1行添えていました。

私は想定質問に加え、自己紹介や自己PRなども同じExcelにまとめておいて、一目で見られるようにしていました。

方法は人それぞれなので、ご自身で見やすい方法でまとめて、内容をしっかり頭に叩き込んでおきましょう!

想定質問は、相手の頭で作る

ポイントは以下の3点です。

Point!
  • 想定質問の回答には一貫性を持たせる。
  • type転職エージェントハイクラスなどの転職エージェントに添削してもらって、ひとりよがりではない企業視点の回答を準備する。
  • ご自身で見やすい方法で想定質問を頭に叩き込んでおく

仕上げの段階でもう一度だけ。想定質問づくりで最後まで残る落とし穴は「ひとりよがり」です。

完成したと思ったら、転職エージェントなど第三者の目を一度通して、企業視点とのずれを確認してください

ここまでの作り方で問いを立てたら、あとは定番の質問ごとに答えを詰めるだけです。志望動機は「転職面接の志望動機が刺さらないのは熱意不足ではない」、長所・短所は「長所と短所を別々に暗記すると見抜かれる」、将来像は「面接で「5年後どうなりたい?」と聞かれたら」、退職理由は「面接の退職理由で印象が落ちるのは「不満」ではなく「矢印の向き」」に分けて書いています。

答えにくい質問のほうは、「失敗・挫折経験の答えは4幕構成で作る」、「面接の「ストレス耐性」で損する答えは3タイプ」、「転職回数が多い人の面接での伝え方」、「面接でブランク(空白期間)を聞かれたら」にそれぞれ型を用意しました。

準備が一巡したら、落とされる側の理由を「50社出して40社は書類で落ちた」で確認しておくと抜けが見つかります。当日の服装で迷ったときは「面接で「服装自由」と言われたら」をどうぞ。

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この記事を書いた人

サビ残100h/月の公務員から30歳で大手IT企業に転職し、年収2倍(360→750万)・残業10h未満を達成。現在はベンチャー企業の執行役員として採用を管掌し、累計1,000名以上の面接と5,000枚以上の履歴書・職務経歴書チェックを通じて200名以上の採用に関与(新卒〜執行役員クラス)。RPOしていた採用の内製化、ATS導入による一元管理、多拠点採用まで自ら設計・運用しています。"採用する側"の本音をもとに、キャリアに悩む方々の道標となる情報を発信しています。

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