【転職の教科書】転職で真のワークライフバランスを手にした男の参考になる話

ワークライフバランスを象徴する若手女性のビジネスパーソンの写真

ワークライフバランスってなんでしょう?

趣味に時間が使えること、家族との時間を持てること、友人に会う時間が取れること…

いろいろですが、私の中では結局、

仕事に時間を搾取されないのに、給料が普通にもらえる

でした。

私の転職前の職業は、地方公務員です。

100時間以上の無賃残業、給料が払われない土日出勤…
(部署にもよりますが、公務員は仕事量に対して給料が安めで、給料や残業代も予算の頭打ちがあるので、意外とブラックな面もあります。)

さて、公務員時代の私の状態を言葉にすると、

仕事に時間を搾取されるのに、給料も全然もらえない状態

でした。

公務員の方でも民間企業の方でも、同じ状況に置かれているあなた!

仕事に時間を搾取されないのに、給料が普通にもらえる職場への転職…可能です!

スキルの無い公務員だった私が、できたのですから!

目次

データで見る:日本の「働き方」とワークライフバランスの現実

少し、日本の現実も見ておきましょう。とくに男性は、ワークライフバランスに課題を抱えやすい環境に置かれてきました。

総務省「社会生活基本調査」(令和3年)によると、6歳未満の子どもを持つ夫が家事・育児に関わる時間は、1日あたり約1時間54分。妻の約7時間28分と比べて圧倒的に少なく、先進国の中でも低い水準にとどまっています。「仕事が忙しくて家庭に関われない」という男性が、今も少なくないのが実情です。

一方で、変化の兆しもはっきり表れています。厚生労働省の「令和5年度雇用均等基本調査」では、男性の育児休業取得率が30.1%に達し、過去最高を更新しました。約10年前は1割にも満たなかったことを思えば、大きな前進です。

つまり社会は、「男性が家庭の時間を大切にするのは当たり前」という方向へ、確実に動いています。私が公務員時代に上司から「男がワークライフバランスなんて甘えだ」と言われたような価値観は、もう過去のもの。家族との時間を大切にしながら働くことは、甘えではなく、誰もが持っている当然の権利なのです。

なぜ転職でワークライフバランスを得られたのか

すごく単純です。ある当たり前の方法で、

「ワークライフバランスを取れる会社を選んだから」

なのです。


元も子もないと思われたかもしれません。

しかし、これは真理であり、当たり前なんです。(当たり前の方法は後述します


さて、現実をお伝えしましょう。

今ワークライフバランスが取れていないと感じるならば、恐らく今の職場にいたらずっと不満なままです。
今ワークライフバランスが大切にされていない会社は、多分あなたが転職したあともそのままです。

奇跡的に異動などで、少し改善することもあるでしょう。

でも、組織の体質はそんなに簡単には変わりません。

待っているだけでは、他人や環境に期待しているだけでは何も変わらないのです。


あなたも実は、お気づきではないでしょうか?

自分の居場所だと思えない組織に、ずっといるストレス。


転職をするのも、その活動中は忙しくなるので、当然ストレスはかかります。

活動中は今より忙しいかもしれません。

今の会社に残れば…と、悩むものです。


しかし、長期的なストレスを抱え続けて立ち止まるのか。

短期的なストレスを覚悟して前に進むのか。

ここから先は、後者を選ぶと決めた人に向けて、私が実際にやった「当たり前の方法」を書きます。

転職前と転職後で、生活はここまで変わりました

ワークライフバランスを取れる会社はどうやって選ぶの?

ここまで読んでくださったあなたには当然の疑問です。

その具体的な方法に移る前に結果を知っていただくほうが理解が深まりますので、一旦、私の転職前後の変化を見てください。(30秒で読めます)

転職前(公務員時代)

仕事に時間を搾取されるのに、給料も全然もらえない

  • 年収360万円(手取り:約270万円)
    ※ 公務員は組合費や互助会費等で天引きされる額が多いため、年間手取りは同等の年収の民間企業より低めです。
  • 残業は100時間超え
  • タダ働きの土日出勤有り
  • 働かないおじさんやできない上司の仕事を押し付けられる
  • 世に言うハラスメントがほとんど横行
    ※ 公務員は非常に閉鎖的な環境 (公務員としての常識の中) で働いているので、良かれと思って “昭和の働き方” をしている人もたくさんいました。
  • リモートワークやフレックスなどは不可
    ※ 自治体によってはできるところもあります。
転職後(大手IT企業・当時)

仕事に時間を取られすぎないのに、給料が 普通に 充分にもらえる

  • 年収750万円(手取り:約560万円)
  • 残業はほとんど無し
    ※ 1分単位の計算で月10時間前後の残業はありましたが、感覚的にはほぼ定時です。
  • 土日祝日は完全に休み
  • 働かないおじさん、皆無
  • 上司は超優秀で、学ぶことも多い上、家庭などのことも気遣ってくれた
  • リモートワークやフレックスなども希望日に可能

※これは公務員から民間1社目(大手IT)へ移った当時の変化です。私はその後さらに転職し、いまはベンチャー企業の執行役員をしています。環境は変わりましたが、「会社を選べば生活は変わる」という事実そのものは、いまの採用する側の立場から見ても同じです。

どうですか?

明らかに転職後のほうが良い環境なんですよね。


そして私は、手に入れた土日祝の休日に家族とゆっくり過ごしたり、

退勤後の夕方にゆっくり今晩のご飯を買って帰ったり、

友人と飲みに行ってみたりして、とても快適に過ごせるようになりました。


これが、

仕事に時間を搾取されないのに、給料が普通にもらえる

状態です。

さて…。ここで、よくよく考えてみてください。

こういう生活が送れるのって、当然の権利ですよね。

ではどうやって取り戻すの? ・・・はい、これから話しましょう!

ワークライフバランスを獲得する(取り戻す)当たり前の方法

では、どうすれば「ワークライフバランスの取れる会社」にたどり着けるのでしょうか。やみくもに応募しても遠回りになりがちです。ここでは、私が実際に踏んだ3つのステップを紹介します。順番に進めれば、「なんとなく良さそう」ではなく、根拠を持って自分に合う職場を見極められるようになります。

1.あなたにとってのワークライフバランスを定義する

ワークライフバランスは、仕事と生活の調和を取ること

仕事に全力を注ぐことで充実感を得る人もいれば、家族や趣味に多くの時間を割くことを重視する人もいます。

あなた自身の優先順位を理解し、それに応じたバランスを取ることが重要です。

では、以下のステップで進めてみてください。

ワークライフバランス定義のステップ
  1. 自分の価値観と優先順位を明確にする
    • 仕事、家族、健康、趣味など、自分にとって何が最も重要かを考える
      (例: 夫婦と子ども2人の4人家族。家族が最重要、次に健康、仕事、趣味の順)
    • 理想的な時間配分を想像する
      (例: 仕事40%、家族35%、健康15%、趣味10%)
  2. 現状の時間の使い方を評価する
    • 1週間の時間の使い方を記録し、各活動に費やした時間を確認する
      (例: 仕事は土日祝休みで40〜50時間、家族との時間15時間、運動3時間、趣味2時間)
    • 現状と理想のギャップを特定する
      (仕事に時間が割かれすぎ、家族との時間と運動不足)
  3. 具体的にワークライフバランスの取れている状態を設定する
    • 現実的な行動に落とし込む
      (例: 週3回以上は夕方6時までに退社し、家族と夕食を取る。週2回以上ジムに通う)

ワークライフバランスは個人差が大きいため、あなたに合った形を見つけることが重要です。

2.定義したワークライフバランスに沿う業界と職種を絞る

次に、ご自身の希望に合う業界をある程度絞っておきましょう。

ちち

これは具体的に考えると、実はそんなに難しいことではありません。

例えば、土日が休みの仕事がよい、ということであれば、イベント業界や販売系の業界などは選択肢に入らないかもしれないですね。

一方、事務職やバックオフィス系の職種などなら、土日が休みの求人も多そうです。

あなたがもしこれまでの業務で営業職だったなら、同じく営業職で探すのももちろんアリです。

大づかみに言えば、土日に客が動く業界(小売・イベント・医療福祉などシフト制の現場)は休日出勤が前提になりやすく、事務・経理・法務などバックオフィス系の職種は暦どおりに近い働き方が多い——当たりをつけるにはこの程度で十分です。

もう一度大事なことを言います。

ワークライフバランスは、職種や業界に依存するわけではなく、あなたに依存します。

世の中が休日のときに仕事がある業界がそれだけでブラックかというと、そんなことはありません。

あなたの家族と同じ日を休みにできるなら、それが土日でなくてもいいかもしれません。

アウトドアが好きな方にとっては、土日より平日の方がキャンプ場などが空いているかもしれませんね。

こんな感じで、ご自身の希望と照らし合わせて業界や職種に当たりをつけましょう。

3.求人票と面接で「本当にワークライフバランスが取れる会社か」を見極める

業界・職種の当たりがついたら、最後の関門が「その会社、本当にワークライフバランスが取れるのか?」の見極めです。採用する側を経験して断言できますが、求人票の表面的な情報だけでは、本当の働き方はわかりません。次の3つの視点で、求人票の「本当の意味」を読み解きましょう。

  • 育休・時短の「実績の数字」:制度が「ある」かではなく、実際の取得率や平均取得日数を確認する。とくに男性の育休取得率を公表していて数字が高い会社は、家庭との両立に理解がある可能性が高い。
  • 残業時間の実態:「月平均20時間」と書いてあっても、繁忙期は大きく膨らむ会社もある。面接で「繁忙期の残業時間」まで踏み込んで確認する。
  • リモート・フレックスの「実運用」:「リモート可」でも実際は週1日だけ、管理職は対象外というケースも。どの職種が・どの頻度で使えているかを具体的に聞く。

面接で必ず確認したい5つの質問

私が転職活動で実際に使い、効果があった質問です。遠慮なく聞いて構いません。むしろ、こうした質問に誠実に答えてくれるかどうかが、会社を見極める材料になります。

1. 「育休や時短の取得実績と、取得後のキャリアパスを教えてください」
2. 「週に数日は定時退社を希望していますが、現実的に可能でしょうか?」
3. 「評価は労働時間ではなく、成果で判断されますか?」
4. 「子どもの急な発熱などでの早退・欠勤には、どう対応されていますか?」
5. 「面接官ご自身は、ワークライフバランスをどのように取られていますか?」

これらへの回答が曖昧だったり、明らかに歓迎されない雰囲気だったりする会社は、入社後も同じである可能性が高いと考えておきましょう。

見逃せない「企業文化のサイン」

面接の場では、言葉だけでなく雰囲気からも多くがわかります。次のようなサインには注意してください。

  • 面接が19時以降に設定される → 長時間労働が常態化している可能性
  • 面接官が一様に疲れた表情をしている → 社員が疲弊しているサイン
  • 「うちは家族のような会社」を過度に強調する → プライベートとの境界が曖昧な可能性
  • 家庭やプライベートの話題を避ける → 働き方の実態に自信がない可能性

違和感を覚えたら、その直感はたいてい正しいものです。「時間を搾取されないのに、給料が普通にもらえる」——その当たり前を実現できる会社を、焦らず、しかし確実に見極めていきましょう。

もう一度言わせてください。ワークライフバランスが取れることは、当然の権利です。

仕事に時間を搾取されないのに、給料が普通にもらえる

これって当たり前です。

日本人は真面目なので、会社に雇われた以上、身を粉にして働く傾向があります。

そしてそのある意味ブラックな働き方を、後輩や部下に押し付けてくる人もたくさんいます。

「会社に搾取されてるわ〜」なんて、軽く友人と話したりするかもしれませんね。

搾取とは、働きに見合う対価が支払われないことを指します。毎月の無賃残業と休日のタダ働きは、その定義のまんなかにあります。

現状の仕事とプライベートのバランスに不満があるから、この記事を開いてくださっているのだと思います。

ぜひ、ここまで読んでくださったことを行動に移してください。

ここに書いたのは私ひとりの事例です。同じ動き方が誰にでも効くとは限りません。

再現するなら、入る前の確認が要になります。求人票の読み方は「残業が少ない会社の見極め方」に、入ってからズレが出る仕組みは「なぜ転職のミスマッチは起きるのか」に書きました。面接で働き方の話を切り出すときの言い方は「面接の「ストレス耐性」で損する答えは3タイプ」が近い話をしています。

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この記事を書いた人

サビ残100h/月の公務員から30歳で大手IT企業に転職し、年収2倍(360→750万)・残業10h未満を達成。現在はベンチャー企業の執行役員として採用を管掌し、累計1,000名以上の面接と5,000枚以上の履歴書・職務経歴書チェックを通じて200名以上の採用に関与(新卒〜執行役員クラス)。RPOしていた採用の内製化、ATS導入による一元管理、多拠点採用まで自ら設計・運用しています。"採用する側"の本音をもとに、キャリアに悩む方々の道標となる情報を発信しています。

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